数日のつもりが、一週間。一週間が一ヶ月、そして半年、一年。気づけば長い時間が経っていた——。不登校が長期化したとき、親はどう向き合えばいいのか。焦りと不安を抱える保護者の方へ書きました。
長期化すると、親も消耗していきます
不登校が始まったばかりの頃は、「少し休めば戻れる」と思っていた方も多いはずです。でも、それが半年、一年と続くと、希望が見えなくなり、親自身が疲れ果ててしまいます。
「このまま一生こうなのではないか」「将来どうなってしまうのか」——夜、眠れずにそんなことを考えてしまう。これは長期化を経験した多くの保護者が通る道です。
次第に苛立ちに変わり、やがて諦めに近い気持ちになった。
でも、本当はまだ諦めたくない。だから、苦しい。
長期化は「失敗」ではありません
不登校が長引くと、「自分の育て方が間違っていたのか」「対応をミスしたのか」と自分を責める親御さんが多くいます。でも、長期化は誰のせいでもありません。
子どもが回復するペースは一人ひとり違います。時間がかかること自体は、悪いことでも珍しいことでもありません。大切なのは、長くかかっていることを「失敗」と捉えないことです。
長期化したときに知っておきたい3つのこと
長期化すると、つい「学校復帰」だけを目標にしてしまいがちです。でも、子どもにとって大切なのは「これからどう生きていくか」。学校以外の選択肢(フリースクール、通信制、家庭での学び)も視野に入れることで、親子ともに気持ちが楽になることがあります。
長期化すると、学校の話ばかりになり、普通の会話が減っていきます。天気の話、好きなアニメの話、ごはんの話——そんな何気ない会話の積み重ねが、子どもの「安心できる居場所」を家庭の中につくります。
長期化した不登校に、親だけで対応し続けるのは限界があります。第三者に頼ること、親自身がカウンセリングを受けることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、それが状況を動かすきっかけになることが多いです。
「動かない時期」にも意味があります
長期化して何も変わらないように見える時期でも、子どもの中では少しずつ力が溜まっていることがあります。表面上は動きがなくても、エネルギーを充電している期間と捉えることもできます。
焦って無理に動かそうとすると、かえって回復が遠のくことも。子どものペースを尊重しながら、必要なときに手を差し伸べられる準備をしておくことが大切です。
一人で抱え込まないでください
長期化した不登校は、家族だけで抱えるには重すぎることがあります。こころケアセンターでは、お子さまへの支援だけでなく、保護者の方のご相談も承っています。
「もう何年も続いている」「何から相談すればいいか分からない」——そんな状態でも大丈夫です。まずは今の状況を聞かせてください。長野県を中心に全国どこでも対応しています。